きゃめるんの こぼれた みず
どんな おはなし?
オアシスの水を運ぶお手伝いでいつも『ぱしゃ』とこぼすきゃめるんの、こぼした水たまりの道が、暑い日にみんなの足を冷やす近道になっていた。
みんなで井戸の水をオアシスの畑まで運ぶお手伝い。きゃめるんもお椀で水を運ぶが、歩くたびに『ぱしゃ』とこぼす。はこんで……ぱしゃ。畑に着くころにはお椀はからっぽ。リマは一滴もこぼさず運ぶ。きゃめるんは『うまく はこべないから、もう やめるん』とお椀を置く。フタコブ先輩が『すり足で、水面を見ず、呼吸を止めて』と完璧に運ぶが、緊張で運ぶのが遅すぎて畑が日に焼けかける。ウワバミくんが『ぜんぶ こぼしてるー』とからかう。サボじいが水の循環の長話をはじめ、みんな寝る。
この絵本のテーマ(大人の方へ)
うまくできなくても、いいのかもしれない。きゃめるんは水を運ぶのが下手で、運ぶたびに「ぱしゃ」とこぼしてしまいます。正攻法でがんばっても空っぽになるお椀。でも、その「こぼした失敗」が点々とつながって、暑い日にみんなの足を冷やすひんやりした水たまりの道になっていました。できないことを無理に直すより、できないままで誰かの役に立つ道もある——がんばる前に、ちょっと違う道をいく。そんな「サードウェイ」のお話です。
登場キャラ:きゃめるん・リマ・フタコブ先輩・サボじい・フェネックちゃん・ウワバミくん
絵本のページ
読み聞かせ動画
動画は YouTube で公開予定(近日)。