きゃめるんの まっすぐ
どんな おはなし?
まっすぐ歩こうとするたびにぐにゃっと曲がるきゃめるん。曲がった足あとが、いつのまにかみんなの遊び道になっていた。
きゃめるんは今日こそ砂丘のむこうまで『まっすぐ』歩こうと決める。でも一歩ふみだすたび、足が『ぐにゃ』と曲がってしまう。まっすぐ、と言うたびに、ぐにゃ。フタコブ先輩が『背すじを伸ばして、目標を見て、一直線だ』と正攻法のお手本を見せるが、力みすぎて砂にめりこんで動けなくなる。ウワバミくんが『まがってるー、しっぱいー』とからかってこじらせる。サボじいが『まっすぐとは何か……まず直線の定義から……』と長い話をはじめ、みんな寝てしまう。
この絵本のテーマ(大人の方へ)
うまくできなくても、いいのかもしれない。きゃめるんは水を運ぶのが下手で、運ぶたびに「ぱしゃ」とこぼしてしまいます。正攻法でがんばっても空っぽになるお椀。でも、その「こぼした失敗」が点々とつながって、暑い日にみんなの足を冷やすひんやりした水たまりの道になっていました。できないことを無理に直すより、できないままで誰かの役に立つ道もある——がんばる前に、ちょっと違う道をいく。そんな「サードウェイ」のお話です。
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読み聞かせ動画
動画は YouTube で公開予定(近日)。