ぐにゃっと すなのおしろ
どんな おはなし?
立派な砂のお城を作りたいのに、何度作っても『ぐにゃっ』と崩れるきゃめるん。崩れた砂の山が、いつのまにかみんなのお昼寝の枕になっていた。
きゃめるんは『せかいで いちばん りっぱな すなのおしろ』を作ろうとする。高くつもる。つくって……ぐにゃっ。また高くつもる。つくって……ぐにゃっ。何度やっても、てっぺんがぐにゃっと崩れる。フタコブ先輩が『水を混ぜ、土台を固め、計画的に積むんだ』と正攻法でりっぱな塔を作るが、こだわりすぎて夕方になっても完成せず、力つきる。ウワバミくんが『きゃめるんの、しっぱいの やま!』とからかって崩しにくる。サボじいが『そもそも しろ とは ぼうぎょの ための……』と築城史を語りだし、みんな寝る。
この絵本のテーマ(大人の方へ)
うまくできなくても、いいのかもしれない。きゃめるんは水を運ぶのが下手で、運ぶたびに「ぱしゃ」とこぼしてしまいます。正攻法でがんばっても空っぽになるお椀。でも、その「こぼした失敗」が点々とつながって、暑い日にみんなの足を冷やすひんやりした水たまりの道になっていました。できないことを無理に直すより、できないままで誰かの役に立つ道もある——がんばる前に、ちょっと違う道をいく。そんな「サードウェイ」のお話です。
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読み聞かせ動画
動画は YouTube で公開予定(近日)。